ディメンションとは?メジャーとは?
この問いに対して参考書など開いてみると
・ディメンションは分析の切り口、カテゴリ
・メジャーはものさし、はかり、集計の対象となる数値
とあります。
とても分かりにくいです。
ただこの概念を理解せずにTableauは理解できません。
今回はもっと具体的に、かつわかりやすく説明いたします。
具体的に考える
具体に落として考えてみましょう。
とりあえずディメンションを福井県の地名、メジャーは人口と置き換えます。
福井県の人口調査をもとにTableauブックを作っていきます。
まずは都道府県をディメンションに
![](https://fc-datascience.com/wp-content/uploads/2022/11/福井県人口.webp)
次に市町村をディメンションに
合計がどちらも同じですね。
福井県の人口=福井県の市町村の総人口となっています。
これってなぜだと思いますか?
当たり前だろって思うかもしれませんが、なぜなのか説明しろと言われると難しくありませんか。
福井県を市町村で分解したから、、、とか、福井県の中に市町村が包括されているからとかでしょうか。
そうだとするなら人口でも分解されてもよいと思いませんか? ↓みたいに
いや人口は数値だから合算されてないと、、、、と思いましたか?
データとしてわかりにくいって思いましたか?
私は思います。
人口は合算されているべきですよ。
当然の感覚
なぜ市町村は合算しないのに、人口は合算するのかなんて考えたことありませんよね。
それが当たり前だからです。
この当然の感覚こそがディメンションとメジャーを分ける原因であり理由なんです。
みんなの共通認識であり、便利だから分けているだけなんです。
私たちは数値を当然のように合算して使い、それを項目で分類します。
そのほうがわかりやすいからです。
そうしないと罰せられるわけでも、痛い目を見るわけでもないです。
私たちにとってそれが快適だからです。
Tableauの気遣い
人間にとって快適なので、Tableauはそれを初めから区別してくれます。
分類に使う項目をディメンション、合算など集計に使う項目をメジャーとして。
これは気遣いです。
それだけなんです。
ただ便利だから、2つの要素に分けているだけなんです。
メジャーは指示しなくても自動的に合算されます。
もしくは、平均、最大値、最小値、、、、などなど何かしら計算されます。
必ずです。
嘘だと思うならピルをクリックしてみてください。
![](https://fc-datascience.com/wp-content/uploads/2022/11/合計.webp)
勝手にSUMが入ってます。
不便なら変えればいい
もし不便を感じたら自分で変えればいいです。
例えばIDです。
IDは数値であることが多いため、自動的にメジャーになっている場合があります。
でも、IDは合算しませんよね。
設定からディメンションに変更しましょう。
それくらい気楽なものです。
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