Midjourneyとは?著作権は誰に?大人気画像生成AIサービスの使い方をわかりやすく解説!

「Midjourney」って何?

今回は、誰でも簡単に芸術家のような絵が描けるとSNSで話題の「Midjourney」をご紹介します。

目次

「Midjourney」とは?

「Midjourney」は、指定した文字をもとに画像を生成してくれるAIサービスです。
2022年7月にオープンベータ版が公開されました。

クオリティの高さと生成のスピード(約1分)から大人気となっています。

元NASAの技術者が立ち上げた企業

「Midjourney」はMidjourney社によって運営されています。
10名ほどの小さな会社で、すべて自己資金で運営されていました。

創業者はデイヴィッド・ホルツ(David Holz)氏
過去にはNASA(アメリカ航空宇宙局)で技術者として働いていたようです。

1アカウント25枚までなら無料!

AI画像生成サービスには高性能サーバーが必要でなため、無料でのサービス展開が難しいと言われていました。
しかし、「Midjourney」はクオリティを落とさずに無料展開を開始します

25枚という制限はありますが、それでも画期的な試みです。

Midjourneyのはじめかた

  1. Discordのアカウントを作る
  2. Midjourneyから招待を受ける
  3. 絵のキーワードを入れる

これだけです。

STEP1:Discordのアカウントを作る

すでに持っている人は飛ばしてOKです。
下記リンク、もしくはアプリを落としてアカウントを作りましょう。
Googleアカウントを持っていればそのまま連携できます。

【Discordとは?】
アメリカ発の音声通話のできるチャットサービスです。
ユーザーは3億人以上。
ゲーマー界で人気のツールでしたが、最近ではリモートワークでも使われています。

STEP2:招待を受ける

上記リンクに飛びJoin the Betaを押しましょう。

「あなたに招待がきています」という画面が立ち上がるので、招待を受けて進みましょう。

STEP3:プロンプトを入力する

ここまで来たらもう簡単です。

Discord内にMidjourneyのタブが表示されているかと思います。
タブをクリックしたら初心者ルームに入りましょう。

番号が書いてありますが、どれでもいいです。

画面一番下のチャット欄「newbies-○○へメッセージを送信する」から下記の順に進めてください。

/imagine と入力し上部に現れるタブをクリック

/imagine prompt が表示されるので、prompt の後ろの四角の中にキーワードを入力

あとはENTERを押すだけ
一瞬で画像が生成されます。

もし承認ボタンが表示されたらAcceptを押しましょう!

キーワードに関しては下記を参照してください。

ボタンの意味に注意しよう!

画像が生成されると下部ボタンが表示されます。
この意味は

  • U1〜U4:高解像度で1つ再生成する
  • V1〜V4:似た画像を4つ再生成する
  • 更新ボタン(右上):新たに画像を4つ再生成する

数字は初期画像位置です。
最初は4枚生成され、左上①右上②左下③右下④となっています。

無料枠は25枚しかありません。
なんとなくクリック連打してると、どんどん生成されますので気をつけましょう。

無料枠の確認方法

/infoと打ち込めば枚数が表示されます。
それが残り枚数です。

商用利用したい場合は有料プランで

無料プランは25枚のみで、商用利用も禁止されています。
商用利用したい場合は有料プランに入りましょう。

10ドルプラン:200枚/月
30ドルプラン:枚数無制限

無料プランと違い非公開の個人部屋内で作成ができます。

AIが描いた絵の著作権は誰のもの?

この画期的なサービスの最大の難点は著作権でしょう。
いったい絵の権利は誰のものになるのでしょうか?
以下コピーライトを翻訳し要約してみました。

Midjourneyは作品に対して全権を持つ

Rights you give to Midjourney
By using the Services, you grant to Midjourney, its successors, and assigns a perpetual, worldwide, non-exclusive, sublicensable no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare Derivative Works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute text, and image prompts you input into the Services, or Assets produced by the service at your direction. This license survives termination of this Agreement by any party, for any reason.

Terms of Service

ユーザーはMidjourneyにもろもろの権利を認めてますよって書いてあります。

ユーザーにも権利はある

Your Rights
Subject to the above license, you own all Assets you create with the Services. This does not apply if you fall under the exceptions below.

Terms of Service

例外はあるけどユーザーに権利はあるよと書いてあります。

無料枠はクリエイティブ コモンズ 4.0に従う

Exception 1: Non-Paid Members License Terms
If you are not a Paid Member, Midjourney grants you a license to the Assets under the Creative Commons Noncommercial 4.0 Attribution International License (the “Asset License”).
The full text is accessible as of the Effective Date here: https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/legalcode.

Terms of Service

無料枠はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うとされています。
平たく言えば、生成した本人が権利をたてに使用を止めたり、費用を求めたりすることができないけど持ち主と名乗ることはできる権利です。

結論:有料プランなら所有権はあると思ってもいい

Midjourney的には有料プランの人には所有権があると認めているようです。
それが著作権と言えるのかは微妙なラインです。

社会がAI画像に著作権を認めるのか?

著作権は排他性のある強力な権利です。
Midjourneyがどう考えようと著作権が法的なものである以上、社会しだいになります。

AI生成画像に著作権を認める法律はない

世界的にAI生成画像に著作権を認める法律はありません。
判例(裁判の結果)もありません。

訴えられる可能性はあるけど、訴えることはできない

AI生成画像の現状はおそらく、訴えられる可能性はあるけど、訴えることはできないという状態でしょう。
自分で作ったAI生成画像の権利をもとに訴えて勝訴する可能性はほぼ0です。
一方で、訴えられる可能性は0とは言えません。

ピカチュウをAIに書いてもらい、それを売った場合とかですね。

ピカチュウと書いてピカチュウぽい絵が作れる理由は、AIがピカチュウの画像をデータとして取り込んだことがあるからです。

「Midjourney」に対する集団訴訟

アメリカでは「Midjourney」や「StableDiffusion」に対する集団訴訟が提起されています。

裁判はこれからですが、著作権の行方がこれから大きく変わるでしょう。

おわり

本記事では、AI画像生成サービス「Midjourney」について使い方著作権についてご紹介しました。
前途多難ですが、間違いなくこれから発展していくことでしょう。
大注目です。

なにか気になる点や質問などあればコメントください!

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