【TableauTips】日付テーブル(カレンダーテーブル)を必ず作るべき3つの理由!

Tableauにしろ、他のBIツールでも日付を使わないという選択肢はほぼないです。
日付は分析の中心です。
その割に、カスタム要素が多すぎではないでしょうか笑
↓記事でもまとめましたが、必要知識が多すぎです。

知識が必要で、カスタム要素が多いとなると勝手に俗人化、重複化していき、しいては業務非効率化につながります。
せっかく業務を効率化するために分析しているのに、その行為が非効率ではもったいないです。

今回はその解決策として”日付テーブル”を作成するべき3つの理由を解説します。

目次

そもそも日付テーブルってなんのこと?

まず日付テーブルとはなに?と思うかと思いませんが、これはただのカレンダーと思ってもらえたら大丈夫です。
↓みたいな感じです。

値は全部適当です。
大したデータではないですよね。

ではその必要性を解説します。

計算フィールドを毎回作ってられない

↓でまとめたように、日付に関するカスタム要素はたくさんあります。

こんなこと毎回やってるのって大変すぎです。
というか、これができるスキルがある人のリソースを単純作業に充てるべきではありません。

日付テーブルであればリレーションシップで一発です。

3つあるのはあとで使います。

↑もしくは逆です。
売上→カレンダーとかです。

共通ルールにできるし使いまわせる

自動的に日付に関するルールを共通化できます。
みんなで同じテーブルを使いましょう。

会計年度とか祝日とか把握が楽になる

企業であれば四半期報告がありますが、必ず1月が第1になるというわけではありません。
企業によって違いがあります。
はじめからカレンダーに設定を入れておけば楽です。

祝日問題の解消

祝日って困りますよね。
毎年変わりますし、いちいち計算フィールドでなんてやってられません。
はじめからカレンダーに入れておけばこんなら楽な話ないです。
しかもみんなで使えます。

異なる日付を同じ基準日で並べることができる(個人的にはこれが1番)

例えば、とある店舗で売上、費用、人件費から利益を算出しているとします。
1日単位の利益は、その日の売上、費用、人件費で出します。
しかし、月間利益は、売上は売上日、費用は計上日、人件費は給与支払日で計算してほしいとエリアマネージャーから指示が出たとします。

どうしますか?

このように異なる日付をもったデータを、同じ表でみたいという要望は結構あります。
もちろん、1個1個シートで作ってダッシュボードで並べるということもできると思います。

でも、それって大変ですよね。

日付テーブルでまとめる

基準となる日付を日付テーブルのものにします。

一番上は売上日、2番目は費用計上日、3番目は給与支払日と連携させます。

あとは日付を基準としてならべるだけ

値は適当

もろもろ並べてみました。
左側のメジャー(売上、費用、人件費)は売上日基準の値です。
そのまま、売上-費用-人件費で計算した利益を利益(当月)としました。

費用(売上実績1)は費用計上日基準です。
人件費(売上実績2)は給与支払日基準です。
利益は各基準日に連携した値で算出しました。
先ほどの金額と全然違いますよね。

ただよく見てもらえばわかると思うんですが、費用と人件費自体は1月ずれてるだけなんです。(これを計算フィールド実現するのがめちゃくちゃ難しい)

※↓元データ

値は適当です。

計算フィールドでは難度が高すぎる

LODかなんか使えばやれないことはないのかもしれませんが、めちゃくちゃ難しいと思います。
正直パッとは思いつきません。

Prepなら簡単だけど

Prepはもっと簡単です。
カレンダーと各基準日を結合してユニオンすればいいだけです。
ユニオン前に売上日基準なら、売上だけのこして他を消す、費用計上日基準なら費用を残して他メジャーを消す、、、ってやっておけば、値の重複も問題なしです。

おわり

いかかでしたでしょうか。
なにか気になった点などありましたら、コメントもしくはフォームにお願いいたします!

Comment

コメントする

目次