ChatGPTを使っていると、突然こんなエラーメッセージが表示されて戸惑うことがあります。
Too many requests in 1 hour. Try again later.
このメッセージが出るとChatGPTが一時的に使用できなくなり、作業や対話が止まってしまいます。本記事ではこのエラーの意味と具体的な対策に加え、ChatGPTでよくある他のエラーメッセージと原因もあわせて紹介します。
目次
「Too many requests in 1 hour」の意味と原因
このエラーは、OpenAI側で設定されている**利用制限(レートリミット)**に引っかかった場合に発生します。具体的には、次のような操作が原因になることがあります:
- 短時間に大量の質問・操作を連続で行った
- 複数端末や複数タブで同時に利用した
- 同じIPアドレスから複数ユーザーがアクセスしている(例:会社や学校)
- VPNを使っていて他人とIPを共有している
対処法
- 1時間待つ(最も確実で公式に推奨される方法)
- VPNをオフにして再接続(IPアドレスの変更で制限を回避できる可能性)
- 使用中の拡張機能を無効化(自動で裏でアクセスしている場合あり)
- 別のネットワークに切り替える(スマホのテザリングなど)
- 他アカウントを使う(※規約上の注意が必要)
VPNを利用している場合は、セキュリティポリシーに注意してください。業務端末でのVPN無効化は情報システム部門の承認が必要です。
ChatGPTでよくある他のエラーメッセージ一覧と対処法
1. Network Error
意味:サーバーとの通信に失敗した(タイムアウトや切断)
対処:
- ネットワーク接続を確認(Wi-Fiの再接続など)
- 長文を送っている場合は短く区切る
2. Something went wrong. If this issue persists please contact us through our help center.
意味:不明なエラー(内部エラー・API障害など)
対処:
- ページのリロード
- ブラウザのキャッシュをクリア
- ブラウザを変えて試す
3. There was an error generating a response.
意味:応答の生成に失敗した(リソース制限・一時的な過負荷)
対処:
- 質問を簡潔にして再送信
- 少し時間を置いてから再試行
4. Conversation not found
意味:指定された会話IDが見つからない(セッション切れ・URLの直接アクセス)
対処:
- 一度トップページに戻り、会話履歴から再開
- セッションが切れている場合は再ログイン
5. 403 Forbidden
意味:アクセス権がない、またはブロックされた
対処:
- VPN経由アクセスを確認(弾かれるケースあり)
- 利用規約違反によるアカウント制限の可能性も
エラーに遭遇したときの基本スタンス
- 多くのChatGPTエラーは一時的・回避可能なものです
- 落ち着いてネットワークやブラウザ環境を整え、数分~数十分おいて再試行することで解決することがほとんどです
- 頻繁に発生する場合は、使用環境や習慣の見直し(VPN、アドオン、使用時間帯)を検討しましょう
まとめ
エラーメッセージ | 原因概要 | 対処方法例 |
---|---|---|
Too many requests in 1 hour | アクセス頻度が高すぎる | 1時間待機、VPNオフ |
Network Error | 通信断、タイムアウト | 再送信、ネット再接続 |
Something went wrong | サーバー側の一時障害 | リロード、キャッシュクリア |
There was an error generating a response | 応答生成エラー | 簡潔化、再試行 |
Conversation not found | セッション切れ・無効URL | 再ログイン、履歴から再開 |
403 Forbidden | アカウント制限、VPN問題など | VPN確認、利用規約見直し |
「使いたいときに限って使えない」──そんなときこそ落ち着いて、原因と対処をチェックしてみてください。
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